本文へスキップ
LATEST
NEWFenixMSFS 2024

Fenix Simulations、A320シリーズに「Version 3.0」を公開 ― 2022年の発売以来最大規模のアップデート

・読了 約5分
この記事の目次
  1. 既存オーナーは無料でアップグレード可能
  2. 飛行モデルを根本から刷新
  3. ECAMをゼロから再構築
  4. そのほかの改修点
  5. これまでの経緯
  6. まとめ

Fenix Simulationsが、同社の主力プロダクトであるA320シリーズに向けて、バージョン3.0のアップデートを公開しました。

2022年の発売以来、最大規模の改修と位置づけられており、既存のA320ユーザーだけでなく、A319/A321拡張パックの所有者にとっても注目のアップデートとなっています。

既存オーナーは無料でアップグレード可能

今回のVersion 3.0は、A320本体およびA319/A321拡張パックの既存オーナーに対して無料で提供されます。

対応プラットフォームはMicrosoft Flight Simulator 2020とMicrosoft Flight Simulator 2024の両方で、どちらの環境でも同じ内容のアップデートを受けられます。

飛行モデルを根本から刷新

今回の更新で最も大きな変更点のひとつが、飛行モデルの見直しです。

機体の慣性特性が再計算され、フライ・バイ・ワイヤ、フライトディレクター、オートパイロットのロジックについても広範な改修が加えられました。これにより、操縦時の挙動がより実機に近いフィーリングになっていると報告されています。

ECAMをゼロから再構築

警報システムであるECAM(Electronic Centralised Aircraft Monitor)は、既存のシステムを改良するのではなく、ゼロから再構築されました。

実機同様のタイミングで警報が発生するようになり、オーラルアラート(音声警報)や、警報間に入るインターミディエイト・コールアウトについても、実機に準拠した形で再現されています。コックピット内での異常時対応をよりリアルに体験できる点が強調されています。

そのほかの改修点

Version 3.0では、ECAMや飛行モデル以外にも広範囲にわたる改修が加えられています。

  • EFB(電子フライトバッグ): 操作性・表示内容の改善
  • 地上挙動: タキシングや着陸時の接地フィーリングの見直し
  • サウンド: 機内・コックピットの音響表現の強化
  • キャビン・インターコミュニケーション・データシステム(CIDS)およびフライトアテンダントパネル: キャビンクルー関連システムの精緻化
  • FADEC: エンジン制御ロジックの改良
  • LNAV/VNAV: 水平・垂直航法の精度向上

これらの改修により、コックピットだけでなくキャビン側の運用も含めて、より一体感のあるシミュレーション体験が実現されています。

これまでの経緯

Fenixは2024年11月、A320シリーズをMicrosoft Flight Simulator 2024に対応させるアップデート(2.3.0.x系)を公開していましたが、当時は「実験的対応」という位置づけでした。

今回のVersion 3.0は、その後約2年にわたる開発の蓄積を反映した本格的なアップデートであり、MSFS 2024における同機の完成度を大きく高めるものとなります。

まとめ

Version 3.0は、Fenix A320シリーズにとって発売以来最大規模の更新であり、飛行モデルからECAM、キャビンシステムまで多岐にわたる改良が盛り込まれています。

既存オーナーは追加費用なしでこの大型アップデートを利用できるため、A320ファンにとっては見逃せないニュースといえるでしょう。


関連記事 RELATED

コメントを投稿する

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です