PMDGは、Microsoft Flight Simulator 2024の「Sim Update 6(SU6)」に合わせて、737および777フリートを新SDKベースで完全リビルドしたことを明らかにしました。
あわせて開発中のBoeing 747についても最新の進捗が共有されており、既存フリートの安定化と新機種開発の両輪が進んでいる状況がうかがえます。
SU6対応SDKで全面リビルド
今回のアップデートでは、SU6に対応した最新のSDKを用いて737・777の両フリートが全面的に作り直されました。開発チームはSU6リリース前から新ビルドのテストを進めていましたが、SU6の正式配信にあわせて急遽フリート全体の再構築に踏み切ったとのことです。
最大の焦点となったのはWASMクラッシュ対策で、SU5.1以降に発生していたクラッシュ問題への対応が図られています。あわせて、同じくSU5.1で機能不全に陥っていたナブデータの更新機能も修復され、通常運用に戻せる状態となりました。
さらに、ナブデータが破損して更新がブロックされてしまうケースに備え、デフォルトデータへ強制的に戻せる「force-purgeファンクション」も新たに追加されています。777においては、WASM対策の過程で誤って混入していた水平・垂直方向の経路計算の不具合も修正されました。
安定性重視のアップデート、ユーザーへの実利大
一連の修正は、見た目の派手さこそないものの、日常的な運用に直結する内容ばかりです。WASMクラッシュの抑制やナブデータ更新の正常化は、長時間フライトや頻繁なフライトプラン変更を行うユーザーにとって特に恩恵の大きい改善と言えます。
PMDGはフォーラムでの定例ブリーフィングを通じて開発状況を細かく共有するスタイルを続けており、今回の対応もその透明性の高さを裏付けるものとなりました。
747開発も進行中、次世代フリートへ布石
同じタイミングで、開発中のBoeing 747についても近況が公開されました。詳細なリベット単位のディテールにまでこだわった外装モデリングが進められていることが伝えられており、737・777に続く次の主力製品として期待が高まっています。
PMDGはMSFS 2024移行にあたって既存フリートの安定化を最優先課題としてきましたが、今回のSU6対応リビルドはその総仕上げの一つと位置づけられそうです。747の投入時期についてはまだ明らかにされていませんが、既存フリートの足場が固まったことで、開発リソースが新機種によりシフトしていくことも期待されます。
737・777ユーザーはもちろん、次世代の747を心待ちにしているファンにとっても目の離せない動きと言えるでしょう。今後の続報にも注目していきたいところです。
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